2023/05/10 23:25

5月10日は語呂合わせでコットンの日。



日本紡績協会が、夏物の素材であるコットンの販売が5月に最盛期を迎えることから制定したものということです。

ちょうど棉の種まきにも適した季節。この日の前後に種まきをすると、一週間から10日ほどで芽が出てきます。梅雨の間に根を伸ばし、梅雨が明けると今度は地上の部分がどんどん伸びます。和棉の種の蒔き方を説明する時、霜の心配がなくなるゴールデンウィーク明けから、梅雨が始まるまでに蒔いてくださいとお話ししています。

地域によって気候が違うので、お住まいの地域の気候に合わせて調整してくださいね。

気温が低すぎると発芽しないので、霜の心配がなくなったら、とか日中の気温が20℃を超えたらというのが目安になります。

植え替えを嫌うので難しいのですが、ポットに蒔いて温室や室内においておいて、ある程度育ってから植え付ける方も。

夏には黄色い花が、秋にホワホワのコットンボールが楽しめます。そのあと綿として、また糸にして布に織ったりして利用する楽しみもありますが、まず植物として育ててみるのが最初の楽しみです。

草木の色と水の彩では、年2回開催される京都梅小路公園グリーンフェアに出店し、糸紡ぎ体験と共に和棉の種を配布しております。
和棉の種を手にされた方、今蒔き時です。

プランターでも育てられますので、ぜひお試しください♪

糸紡ぎの道具の販売を始めました



コットンの日なので、コットンにちなんだ商品を紹介します。

京都梅小路公園グリーンフェアなどのイベントで、糸紡ぎの体験コーナーをしています。そのためか、糸紡ぎの体験をしたいというお問い合わせを時々いただきます。定期的なワークショップではないのですが、最近時々糸紡ぎのワークショップをしています。

その時に、糸車型の大きな糸紡ぎ機の他に、コマ型の糸紡ぎ機も使っています。こちらは小さくてシンプルな道具で、持ち運びもできるのでどこでも糸を紡ぐことができます。ホワホワの綿から糸になる様子が目の前で、自分の手の加減で分かるので、初めての方が糸紡ぎを楽しむのに最適です。

糸を紡ぐのは単純な作業の繰り返しですが、目の前のことに集中するためか、気持ちが穏やかに、落ち着いてくるのを感じます。ホワホワの綿に触れながら黙々と作業をすることで、気持ちが癒される効果もあるようです。

このような手間のかかる手仕事はだんだんに少なくなっていますが、忙しすぎる毎日に、ゆっくり進むひと時を。