2021/12/28 23:53
今年も残すところあとわずかになりました。お正月の準備をしながら、残り3日で大掃除。
年末年始をこたつで過ごす方も多いのではないでしょうか。
こたつ自体は懐かしい佇まいながら、今の暮らしのインテリアにかっこよく馴染むこたつがけかあったらいいなと思います。
大掃除が終わったら、テレビの前にこたつを出すのが我が家の恒例です。
こたつがけは、手織りの裂き織り布。
ひと昔前は、こたつがけに裂き織り布がよく使われていたそうです。母方の秋田の実家でも裂き織りのこたつがけだったそうで、母はこども心にそれがとても印象に残っていると話していました。
裂き織りは、布が貴重だった頃に、穴があいたり擦り切れたりしてボロボロになった布を再生させる知恵でした。布をテープ状に裂き、それをよこ糸として布に織り込んで、丈夫な布として再利用したのです。糸の代わりに布を使うので、厚みのあるしっかりとした布になります。防寒用として重宝されました。
着物やデッドストックの布を使っているので、柄がランダムに出てくるところもおもしろいものです。
家で使っているものは赤ですが、ハンサムナマフラーの店では藍色のものを販売しています。
これをかけると、こたつ周りが高級な旅館のような雰囲気を帯びます。深い紺色がいい感じ。
温故知新。懐かしく、ちょっと今どき珍しいこたつがけ。ソファーにかけてもよい感じ。インテリアがハンサムなスタイルになるイッピンです。