最近話題のアップサイクル&昔の人の知恵が生きている裂き織りのコースターを紹介します。 | 草木の色と水の彩(くさきのいろとみずのいろ)

2021/04/30 12:34

 
冷たい飲み物がおいしい季節になりました。これから暑くなってくる時期に特に活躍するアイテムにコースターがあります。コップについた結露のしずくでテーブルが濡れるのを防いでくれるおなじみのアイテムですが、柄違い、素材違いで手軽に雰囲気を変えることができ、季節感や食器との組み合わせを楽しむことができます。

 

 こちらのコースターは、裂き織りといって、布をテープ状に裂いたり切ったりしたものを緯糸として織り込む方法で新たに布を再生させているので、厚みがあって丈夫です。汚れが目立ちにくい柄が多いですし、綿100%で洗濯も手軽にできるので、我が家では20年以上使っている裂き織りコースターもあります。


 そのもの自体が丈夫で長持ちという点でもロングライフですが、時間の流れが速く物の寿命が短くなっていると感じる今日この頃なので、もともとの布の命を使い切るという意味でも裂き織りの布はロングライフだといえます。

 布が貴重だった時代に、使い古してボロボロになった布を再生させるための昔の人の知恵でしたが、最近話題に上ることが多いアップサイクル(≒リサイクル。不要なものを価値あるものに作り替えること。)の方法のひとつとして、今の時代にも通じる知恵が込められていると思います。ゆっくりとした時間の流れが込められた、素朴なあたたかみのある裂き織りコースターと一緒に、ゆったりとしたお茶の時間を楽しんでいただけたらと思っています。



木製の織り機で一枚一枚手織りして作っています。主にデッドストックの布の他、浴衣や古着などを材料として使用していますので、同じ縦糸で作ってもその時によって一枚一枚出る柄が違い、全く同じ柄はほぼありません。一期一会の出会いをお楽しみください。